グローバル・サイダー・コネクト

Global Cider Connect(グローバル・サイダー・コネクト)通称:GCCは、南信州シードルツーリズム推進事業の支援とinCiderJapanのコーディネートによって発足された、cider(シードル)を通して世界と日本を繋ぐプロジェクトです。2019年にスタートを切り、2020年10月に正式にキックオフされました。世界初の6ヵ国同時cider醸造コラボレーション。新型コロナウイルスの蔓延によって活動が制限されてしまいましたが、現在もプロジェクトは進行中です。

 

GlobalCiderConnect (Main Logo)

 

Nagano Map (Detail)

GCC 2020-2021の舞台となる南信州エリアは、諏訪湖を源流とする天竜川が南北を貫き、東西に日本アルプスがそびえることから、伊那谷とも称されています。年間日照量の多さに加え、昼夜の寒暖差を強みに、リンゴはもちろん、桃、梨、ブドウ、市田柿(干柿)など多彩な果物が生産されている地域です。地域内で生産されたリンゴから、多様なスタイルのciderが造られています。県内で自社ciderを販売する生産者は、80軒を越えるといわれています。

GCCのチーム

GCC 2020-2021参加国は、アメリカ合衆国、オーストアリア、スペイン、デンマーク、ノルウェー、日本の6カ国です。

VinVie & Willie Smith's Cider

VinVie Winery & Cidery
&
Willie Smith’s Cider Makers

 

Tsuyoshi Takemura

VINVIE

醸造責任者:竹村剛氏
自社畑で育てたリンゴとブドウで、南信州の気候風土を反映したシードルとワインを造る。目指すのは日常に当たり前のようにあり、飲む人すべてを幸せにする優しいワインとシードル。2020年に醸造をスタートし、自社産の様々なリンゴを用いて、スタンダードな辛口からフレーヴァードタイプまで、シードルの味わいの多様性、楽しみ方を追求している醸造所です。

Thomas New

WILLIE SMITH’S

醸造責任者: Thomas New氏
Willie Smith’s Cider Makersは、かつてApple Isle(りんごの島)と名を馳せたオーストラリアのタスマニアにある。約47haの自社畑で有機栽培されたリンゴを使い、年間約500㎘のCiderサイダーを生産する。それでもシードルはオーストラリア国内では、まだまだマイナーなお酒だという。醸造責任者のThomas氏は大の親日派。

ワインのように造り、ビールのように楽しむシードル
~初夏のPet-Nat Cider~
Coming Soon

Kikusui Brewing & Zapiain Sargadoa

Kikusui Brewing Co.
&
Zapiain Sagardoa

 

KIKUSUI

醸造責任者:高田氏、営業本部長:後藤高一氏
喜久水酒造は、南信州下伊那地域唯一の蔵元で、日本酒・焼酎・ワイン・リキュールなどを醸造している。シードルの醸造を本格化させたのは2016年で、南信州シードルの礎を築いた醸造所のひとつである。南信州の契約農家が育てた複数の品種を使用し、多彩な醸造法を使い分け、飲み手に届けている。

Ion Zapiain

ZAPIAIN

醸造責任者:Ion Zapiain氏
美食の街・スペイン・バスク地方で、16世紀から家族経営でリンゴ農園を営んできたZapiain。1960年代に醸造所を開設し、シドラ(シードル)をリンゴ栽培と共に醸造を手掛ける複合的農業として拡大を続けてきた。Zapiainのシドラは日本へも輸出されており、大手通販サイトで気軽に味わうことが可能だ。

テーマはフードペアリング
~肉料理に合うシードル~
Coming Soon

Kamoshika Cidre & Alde Sider

Kamoshika Cidre
&
Alde Sider

 

Kouhei Irikura

KAMOSHIKA

醸造責任者:入倉浩平
東京から伊那市に移住し、2016年にカモシカシードル醸造所を創業した入倉浩平氏は、化学的な分析や数値に強くこだわりながらシードルを醸造する。その結果、これまでに数々のシードルコンテストで受賞歴を誇り、高品質なシードル造りが知られている。りんごは地元農家が生産する生食用品種を使用しつつ、自社園でも酸味や香りの高いリンゴを栽培している。

Olav Bleie

ALDE

醸造責任者:Olav Bleie
Alde Siderは北極圏に近いノルウェーのハルダンゲルにあり、フィヨルドを臨む果樹園で栽培するリンゴを使いシードルを醸造している。醸造責任者のOlav氏が家業の農園を継いだのは2009年。その後2015年にシードルの醸造と販売を本格的に始めた。そこから着実に顧客を増やし、事業を拡大している。

テーマはサイエンティスト同士の一貫したアプローチによる
~化学分析を主に製造方法を比較して造るシードル~
Coming Soon

Kaneshige Farm & Cidery
&
Blake’s Hard Cider

 

KANESHIGE

醸造責任者:櫻井隼人
先代がアメリカオレゴン州のりんご農家での1年間の修行を経て1974年に創業したカネシゲ農園。1.5haを栽培するリンゴをはじめとして、桃、梨、市田柿と様々なフルーツを生産している。シードル醸造はファーム&サイダリーカネシゲとして2016年から始まった。
さらに新たな挑戦は続き、クラフトビール事業やキャンプ場の開設も始まる。

Matt Wiles & Troy Deneen

BLAKE’S

醸造責任者:Matt Wiles & Troy Deneen
2013年に設立したBlake’s Hard Ciderは、アメリカ合衆国ミシガン州にあるサイダリー。生産量は年間5,000㎘を超え、さらに拡大している。シードルはリンゴをベースにしながら、様々なフルーツやスパイスなどを使うフレーバーシードルが特徴。しかし単に味わいの複雑さや多様さを狙うだけでなく、飲み手が味わうシーンも提案している。

テーマは、お互いを隔てる距離や規模、文化の違いを乗り越える
~6,000Miles~
Coming Soon

Marukame & Aeblerov

Marukame Cidery
&
Æblerov

 

MARUKAME

醸造責任者:井口寛
松川町で四代続く果樹園フルーツガーデン北沢が2019年に開いたマルカメ醸造所。4代目となる井口寛氏と北沢毅氏の若き二人の兄弟が目指すシードルは、果樹園で採れる新鮮なリンゴの瑞々しさが伝わるシードル。そのために、自ら栽培したリンゴは、ひとつひとつ手で収穫し、丁寧に洗い、傷んだ部分はもれなくカットし、徹底的にコントロールした醸造を行っている。

Morten Sylvest-Noer

ÆbLEROV

醸造責任者:Morten Sylvest-Noer
デンマークの首都コペンハーゲンに醸造所を構えるÆblerovの醸造方法は全てを自然にゆだねる事。醸造責任者のMorten氏は、収穫したリンゴは洗浄せずに、そのまま砕いて搾汁する。酸化防止剤を使わないだけでなく、補糖もせず、培養酵⺟も添加せず、リンゴの表⾯に付いている野生酵⺟で発酵を行う。ナチュラルな造りによる複雑な味わいをもつ彼のシードルは、デンマークの高級レストランからも引き合いがある。

テーマは新たな技術取り入れる応力を活かした
~技術交流~
Coming Soon

 

 

リンク、更新、情報

 

タイムライン

inCiderJapan | Global Cider Connect

  • 2019 Initial idea conception and pitch
  • 2020-10-23 Official launch and kick-off meeting
  • 2020-11 First round three-way meetings
  • 2020-12 Second round three-way meetings
  • 2021-11 Third round three-way meetings
  • 2022-02 Final round three-way meetings